夜の庭をデザインする照明テクニックとは?
お庭にガーデンライトを設置すると、日中の美しいお庭の景観を夜は幻想的に変貌させ花や木々、アプローチを更に素敵にすることが出来ます。照度センサーを活用することで自動点灯、自動消灯も行え電気代も驚くほど掛かりません。他にもライトにはいろいろな効果があります。
1.美観
日中には人に憩いを与えます。しかし夜になると照明の当たっていない庭は存在感をなくしてしまいます。庭照明を少しでも設置することで夜の庭を楽しむことができます。また、家も一緒にライトアップすることで家と庭が一体となりより美しい景観を演出します。
2.機能性
多くの世帯は1日中仕事に時間を費やし、昼の庭を平日楽しむことは不可能です。今、多くの人々が庭を部屋の延長線と捉えており、庭照明は夜の活動場所を広げます。
3.安全
危険が伴う場所において安全を確保することは庭照明の主要要素の1つです。アプローチや階段、低い位置のチェーン、とげのある木々の付近、起伏のある場所など安全を確保するために照明は大変効果的です。
4.防犯
庭照明は不審者に対して不法侵入を思いとどまらせます。明るく照らし出された家は不法侵入を防ぐ効果があり、不審者の動きを隠す影や死角を照らすことで不審行動を沈静化します。また、視覚的に楽しめる庭照明は近隣の人々に注目されることで不法侵入を未然に防ぐことができます。
5.価値
美観・機能性・安全・防犯の組み合わせにより家と庭の価値を高まります。庭照明を取り入れることで庭は大きな付加価値を持ちます。
ガーデンライトの選び方
ガーデンライトには「100Vタイプ」「12Vタイプ」「ソーラータイプ」の3タイプあります。
各々特徴を見て頂くと、一番バランスが取れているのが「12Vタイプ」です。アンティーク調などデザインも豊富。100Vに比べ消費電力が少ない。また、ソーラータイプは安価ではありますが、明るさが弱く、耐久性も劣る傾向。
電気
LEDライトが主流となってきており、軽量で衝撃に強く長寿命であり、故障の発生する頻度も少なく、LED素子自身は半永久的に使用できます。蛍光灯や白熱球などの光源とは違い、不要な紫外線、赤外線を含まない光が簡単に得られます。このため紫外線に敏感な植栽の照明に適しています。点灯と同時に最大光量が得られる。ハロゲン電球の約13倍もの寿命と言われています。虫が寄り付きにくいのも特徴です。
電気代
【例】3Wの照明器具を5台使用、1日8時間点灯させた時の1カ月の電気代
(3W×5台)/1000×8時間×30日×27円=約98円
※新電力料金目安単価27円/kWh(税込)で算出。
※WをkWに変換する必要があります。
ライティング手法
- パスライティング
- 最もガーデンで使われる定番のテクニック
<効果>アプローチや花壇の境目を照らします。夜の歩行の安全対策に。昼間はお庭のデザインの一部としてお楽しみ頂けます。
- アップライティング
- シンボルツリーをライトアップ
- シンボルツリーをライトアップ
<効果>私達が日中に見る、太陽に照らされた上からの光とは対照的でとても幻想的な印象を与えます。また、シンボルツリーを照らし、高い位置と低い位置のコントラストを作ることで、対象物を幻想的に照らし出します。
- シャドーライティング
- 影を生みだす奥行き感
<効果>壁を壁面に落とし込み、奥行き、空間の立体感を強調します。また、面白さ、神秘的な印象を与えます。壁面がシンプルなものが適しています。
- シルエットライティング
- 輪郭を浮かび上がらせる。
<効果>意図する対象物を照らすのではなく、背後の壁面を照らしシルエットを浮かび上がらせるテクニックです。壁面にあてた反射光が対象物を後方から照らし、落ち着いた印象を与えます。光の広がりを考慮し、角度調整のできるライトを選択します。
当社は「プロの庭照明」認定店です。
(株)タカショー社が実施するカリキュラムを履修致しました。